アゼルバイジャン旅行記 その1

今年一番のビッグイベントは6月末にありました。それは、アゼルバイジャンに行ってきたこと。
「いつ」とか「なぜ」とかの5W1H、および、そのときの出来事をまとめたものは、上方落語協会情報誌「んなあほな」第34号に僕が寄せた記事が載っていますので、それをご覧になってください。んではさいなら( ´ ▽ ` )ノ…ではあんまりなので、その記事を補完するようなところを中心にご紹介します。なんせ記事の方は2400字という制約があったので、それに収まりきらなかった思い出の数々をご覧ください。んなあほなお持ちの方はそれも見ながらね☆

ことの発端は春先に届いた一通のメール。差出人は日頃から大変お世話になっているお囃子のはやしや美紀さん。内容は「海外公演に興味ありませんか?」でした。
前回タイに行ってからまだ半年もたたないときで、また海外に行きたい欲が湧いてきたころ。このメール見た瞬間に「あります!」と、某細胞を発見したときのような返事を送りました。
すると、さらに色んな情報が届いてきます。
「遠いですよ」
落語やなくて住吉踊りですよ」
「旅費出ないですよ」
「○○万円くらいかかりますよ」
段々と追い込まれていってる感じでしたが(笑)、そんなことよりも行きたい欲のほうが勝ってたので「それでも大丈夫です!」を連発。
そんなやりとりが続いた末に出てきた国名が「アゼルバイジャン」でした。
 
真っ先に浮かんだのが「それ、どこ?」。地球上にあるのは違いないんでしょうが、とにかく日本の近くにないのだけは確か。
ひょっとしてアフリカ?とか思ってましたが、正解はコーカサス地方でした…それもどこやねんですが(笑)
簡単に言うとロシアの西端あたり、ヨーロッパとアジアの間くらいで、カスピ海沿岸の国です。
場所がら、古くからヨーロッパやアジアなどの交易の拠点として栄えたこのあたりは、東西の色んな文化の入り混じるなかなかユニークなところ。
場所によっては内紛とかあるらしいですが、全体として比較的平和で、それでいてオイルマネーで潤っているので近代化も進んでいるという、これから新たな観光地として注目されること間違いなしの国だと言われている。それがアゼルバイジャンです。
外務省の資料より
「そんな聞いたこともないところに行けるんだ♫」というワクワクがマックスになったところでめでたくメンバーに加えていただきました☆
その他にも集まったのが三金、染左、歌之助、石松、喬介、豊来家板里、そして僕と美紀さんを加えた8人になりました。
 
今回目指すのはアゼルバイジャンの都市「シェキ」。こちらで「シルクロード国際音楽祭」という各国から色んな音楽家などが集まるイベントがあり、そこで住吉踊りを披露しに行くのが目的。
つまり、日本代表として伺うことになりました!期間は6月28日深夜から7月3日までの3泊5日。
この5日間のうちに、現地にいる日本人のみなさん相手にプチ落語会・現テレビ出演・そしてイベント出演もこなすというスケジュールが決まりました。
 
メンバー結成から出発までの約ひと月の間に皆で一生懸命住吉踊りの稽古などをして準備万端で迎えた6月28日、夜9時に関西空港集合、11時の便で出国することになりました。

この日は日曜日で、ありがたいことに昼間仕事をいただいておりましたのでそれ終わりで向かうことに。
朝になって「よし、出発!」と出かけようとしたら、キャリーがまさかの破損!慌てて別のに詰め直して出発。なんか嫌な予感…(汗)
アゼル01

なんと無残なことに・・・

昼間は羽曳野でお仕事。鳴り物を師匠に借りて車で向かったのですが、これまた道中で交通事故現場に遭遇!しかも4箇所も…。
おかげで渋滞に巻き込まれギリギリに到着。嫌な予感が的中した…
もっとも、予定通りに出てたら事故に巻き込まれていたのかもっと思えばラッキーですけどね☆
 
そんなこんなで開演。このときに一緒だったのが、上方落語界イチの海外好き、というより海外通の兄弟子・染雀兄さん。海外に行くにあたって色々とアドバイスをくださりました。
色々とありましたが、中でも強く言われたのが「移動時間が長くなる時は絶対に出発前にシャワー浴びておいたほうが良い。特にこの時期は絶対。」とのこと。ありがとうこざいます☆
でも、今日はもう家に帰らないからどうしよう…っと思っておりましたらさすがお兄さん、そんな状況も分かってはりましたので、続けて「これから一旦師匠の家に戻るんやろ。だったら師匠の家のシャワー浴びたら?」というアドバイスを…。
師匠にそんな厚かましいお願い、さすがにどうやろうと思い悩みましたが、とにかく終演後に師匠のおうちに寄り、師匠に相談しましたら「入っていき。その方がええ。」と。なんて懐の広い師匠なんでしょう!ありがとうございます♪( ´▽`)
 
シャワーをお借りして師匠のお家で用事しておりましたら、師匠が「これ持っていってたくさん写真撮ってきて」と、託されたのがデジタル一眼レフカメラ。承知しました!と意気揚々とカメラを首から提げて、でっかいキャリーケースを持って関空に向かいました。そう、その姿は今から海外旅行に行くという姿丸出し…。道中同じような格好をした中国人らしき方々とすれ違いながら目指しました。
こんな感じ

こんな感じ


つづきます!
 

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